ブログやWEBサイトを作成するのに、必要になってくるアイテムの一つにサーバーがあります。
自分でWEBサイトを扱う事になったとき、万が一トラブルが発生したらどうしますか?
これらは、サーバー以外が原因でも起こりえる現象で、また、サーバーが原因でも起こりえる現象です。
現在の環境では深い知識が無くても、レンタルサーバーを借りて、WEBサイトを運営することが可能です。
ですが、サーバーとは何か?をチョットだけ知っているのと、全く知らないとでは、対応の仕方に天と地ほどの差が出ます。
ここでは初心者の方向けに、WEBサイト・ブログに関わりの深いサーバーについて、実際のサーバーの役割を簡単に解説していきます。
この記事を読むと分かること
・サーバーが何物か分かる
・WEBページを表示する仕組み
・ブログ運営でお世話になる頻度が高い、サーバーの種類や用途
・初心者がどんなサーバーを使えば良いか
ブログをスタートするのに、サーバーが必要なのは知っていたけど…
他に何がいるのかな?
気になる人は、下の記事も参考にしてみてね!
ブログを立ち上げるための、一連の流れを案内しているよ。
そもそもサーバーとは何か?
サーバーはデータの保管や、色々な情報処理をしているよ!
サーバーが無いと欲しいデータが取り出せない!
そうなるとWEBページを見ることが出来ないんだ。
サーバー(Server)とは、私たち利用者(クライアント)の様々な要求(リクエスト)に対応したデータ処理を行っています。
そして処理後のデータを、要求してきた利用者へ送り返します。
このデーターの処理を行うコンピュータ(ハードウェア)のことをサーバーと言います。
例えば、皆さんがネット検索をして、この情報が見たい!とリンクをクリックしたとします。
そのクリック先の情報データはどこにあると思いますか?
データは、各サーバーに格納されているのです。
この目に見えないネットワーク上の高速のやり取りによって、ネットサーフィンやネットショッピング、ゲームやブログを制作する等の、多くのWEBサービスを扱うことができます。
そして一口にサーバーと言っても、実はいくつかに分かれており、役割分担が与えられています。
これらの連携がないと、見たいページをきちんと表示することが出来ません。
では、その役割とはどんなものでしょうか?
ブログと関係大?!サーバーの働きを知ろう
ひっくるめてサーバーと呼ばれていますが、実はサーバーには種類があり、それぞれ役割分担があります。
ここで、ブログ制作で気になるメインどころのサーバーの役割をお話します。
サーバーって、こんなに種類があるんだ。
じゃあ、ブログを始めるには、どれかを借りるって事?
それとも全部借りなくちゃいけないの?
WEBサイトを始める時にサーバーをどれにしようか、「レンタルサーバー」で検索したりしますよね。
そして、たくさんあるレンタルサーバー会社のどこかと、最終的に契約をします。
その時にサーバー契約をしたら、WEBサイトを扱うのに必要なものが、全部パッケージされているとイメージしてOKです!
なので、個別に契約する必要はないので、安心してくださいね。
Webサーバー
これって……
かなり大きな役割だよね。
サーバーの中でも核になる存在だ!
例えば「このブログが見たい!ポチ!」っと、私たちが望んだリクエストをします。
WEBサーバーでは、ページを表示するのに必要なデータを処理して、画面上で見えるようにしているのです。
サーバーの中にはたくさんの引き出しがあり、HTMLやCSS・PHP、JPEG・PNGなどの画像ファイルなどの多くが収納されています。
そして、リクエストに沿ったファイル情報のデータを、サーバーで瞬時に処理をして見る側へ送り返しているんですね。
今ご覧になっている、このページに必要な文字のレイアウトや画像などの各情報を、画面に表示する役割を持っています。
データベースサーバー
ん?どうゆうこと?
さっきのWebサーバーと同じ働きのように感じるけど……?
先のWebサーバーは、画像やファイルの様な目に見えるデータを保管しておくイメージです。
対してデータベースサーバーは、目に見えない数値化するような情報を、管理・計算しているというイメージに近いです。
例えば、
ネットショップなどで、「この色のこのサイズの服を!ポチポチ!」っとします。
すると、その条件に絞り込まれた内容が、残り○個など画面に表示されますよね。
私たちのリクエストから、瞬時に情報処理をしてデータを送り返しているのです。
実はデータベースサーバー内には、このようなデータがどんどん溜まります。
データの履歴が溜まる、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
これが増えていくと、サーバーのレスポンス(応答速度)が遅くなり、もたついた重たいWEBサイトになってしまいます。
情報がいっぱいで、遅くなってしまうんですね。
そうなった時は、データベースサーバーを直接整理する必要がでてきます。
これらのメンテナンスは、直接データベースサーバーで行う事も出来ます。
またWordpressならプラグインもあるので安心してくださいね。
データベースのメンテナンスは、運営者側・閲覧者側の両者にとって、動作の面などで有益です。
たまには思い出してメンテナンスをしてあげましょう。
WordPressを使っているなら、リビジョンって知ってる?
リビジョンはデータベースサーバーにデータがどんどん溜まるヤツなの。
今話していた事に直結するから、下の記事もチェックしてみてね。
FTPサーバー
これはイメージしやすいかも!
画像をアップロードしたりする事だよね!
FTPのフルネーム、「File Transfer Protocol」はそのままの意味です。
ここでのファイルは、画像や動画、PHPファイルなどを指します。
もし、みんながルール無しで好き勝手に通信をしていたら、どうなると思いますか?
この情報は見られない!
変な情報が入ってきちゃった!
という困った現象が常に起こります。
今の時代、WEBでの情報が溢れているので、様々なデータが錯綜してしまいますよね。
そのため世界共通でファイルを転送するための約束事を決めました。
その約束事に則ったFTPサーバーを使い、ファイルをアップロード・ダウンロードをします。
ブログ作成時、FTPサーバーを使いCSS・PHP・画像ファイルなど手動でアップロードするなど、出番の多いサーバーになります。
よってWordpressでの画像のアップロードも、このプロトコル(転送の約束事)を利用していると言う事になります。
メールサーバー
メールを最初に設定するのって、結構ややこしくて面倒だよね。
この設定をすることで、メールサーバーと紐付けされるって事だなんだ!
皆さん、パソコンやスマホでメールを利用したことがありますよね。
普段使っているメールのやり取りに関する部分が、メールサーバーの仕事です。
メールサーバーには、送信用と受信用で以下の2つがあります。
パソコンやスマホのメールソフトの設定でをするときに、見たことあるような……
パソコンやスマホのメールソフトの設定で、新しくアカウントを追加する時に、うっすら「SMTP・POP3・IMAP」という文字、見覚えがありませんか?
それが、このメールサーバーのことを指していたのです。
メールを送信するときに、「宛先・件名・本文」を書いてポチ!っとすると、「メール送るよ」シグナルが発信されます。
その後の流れは、
メールを受けた受信用の「POP3サーバー・IMAPサーバー」には、利用者ごとにメールボックスがあり、ここに送信されたメールを格納していきます。
普段メールソフト上で受信したメールは「POP3サーバー・IMAPサーバー」から送られてきたんですね。
「メール来てないかな?送受信ボタンをポチ!」っとしているのは、この「POP3サーバー・IMAPサーバー」をチェックしている状態です。
ところで、受信用の「POP3サーバー」「IMAPサーバー」の違いは何?
POP3サーバー
・メールデータを自分のパソコンにダウンロード
・ダウンロードするので、他の端末では見られない
IMAPサーバー
・直接サーバーにアクセスして見にいく
・ダウンロードをしないので、他の端末からも見られる
・端末への保存容量がかからないので、スマホでのメールはこちらがよく使われます。
以下のようなWEBメールは、IMAPサーバーを利用しています。
これらメールは、色々なデバイス(パソコン・スマホなど)からメールにアクセスする事ができます。
他にも重要サーバーがたくさん
サーバーって色んな働きがあったんだね。
実はボク、1つで全部やっているかと思ってたよ。
これ以外にもDNSサーバー・SSHサーバー・アプリケーションサーバーなど、多くが連携しながら一つのWEBサイトを構築しています。
目に見えないところで、どれが欠けても成り立たない、それぞれが重要なポストを担って動いています。
そんな中でもブログ制作で気になるメインどころのサーバーの役割をお話してみました。
DNSサーバーはドメインと深い関わりがあるよ。
こちらで触れているので、DNSサーバー&ドメインが気になる方は参考にしてね。
何かサイトに不具合が出た時、明らかに原因が分かっていれば解決は早いでしょう。
思いも寄らない現象が出た場合、原因に目星を付け、消去法で解決の糸口を探ることになります。
そんな時の一つの目安として、メイン所のサーバーがあったなと思い浮かべてみてください。
早期解決の近道になってくれます。
初心者はどれを選ぶべき?サーバーの種類って?
ここでは、ブログを実際に開設する為の、一歩近づいた内容に入ります。
まずは大きく分けて「物理サーバー」と「仮想サーバー」の2種類があります。
実際にサーバーを借りるために必要なチェックポイントを、
それぞれ詳しく説明してみました!
こちらも是非参考にしてみてね!
個人向けレンタルサーバーの選び方!5つのチェックポイントで初心者も安心
物理サーバー
物理的に存在している1台のサーバー(コンピューター)のことを指し、その中でも更に分類されます。
共用サーバー(レンタルサーバー)
ボクの周りみんなレンタルサーバーとかって言ってたけど、
これのことみたいだよ。
おすすめレンタルサーバー10選!WordPress初心者に最適なのはコレ!
人気レンタルサーバーのキャンペーン開催情報全10社を一挙公開!
いわゆるみんなが言っている「レンタルサーバー」です。
イメージは、賃貸マンションに住んでいるような感じでしょうか?
このように、多少制約がありますが、ブログを始めるのに何の不都合もありません。
むしろお手軽・簡単なので、こちらを選びましょう。
サーバーを選ぶのって敷居が高いんだけど。
どれを借りたらいいか分からないし……
でも大丈夫です!
知識がほとんど無くても、レンタルサーバー会社で詳しくマニュアル化してくれているので、安心して利用できますよ!
ちなみに当ブログは「レンタルサーバー」のXserverを使用中です!
月額990円(税込)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』専用サーバー
丸ごとドカンと借りるから、大容量のWEB稼働をするならこれがいいと思うよ。
でも、ブログやるなら管理も大変だし、持て余しちゃうからおすすめしないよ。
物理サーバーを1台丸ごとレンタルします。
こちらのイメージは持ち家一軒家に住んでいるような感じでしょうか?
アクセスの多い企業や、ゲーム制作などでメインで使われます。
有名ネットゲームなんかは、専用サーバーでないと、すぐダウンしてしまうでしょう。
仮想サーバー
セパレートして利用するんだね。
自分のパソコンでも、ハードディスクをパーテーションで区切って使えるよね。
そんなイメージだよ。
1台の物理サーバーを、複数台のサーバーとみなして動かす仕組みのことです。
複数台のサーバーとみなされた中には、OSやアプリケーションなどをそれぞれインストールが可能で、あたかも独立したサーバーのように利用できます。
その中でも更に分類されます。
最近は、この名前も目にすることが多くなりました。
VPSサーバー
これは分かりにくい!
共用サーバーと専用サーバーをミックスしたようなイメージが近いかな。
「Virtual Private Server」はそのままの意味ですが、
「仮想専用サーバー」と言われます。
共用サーバーのように、1台の物理サーバーを複数人で利用します。
ですが、利用者に対して仮想上に環境が構築されているので、他の利用者の影響を受けにくく、OSやアプリケーションなどをそれぞれインストールが可能です。
クラウドサーバー
大きな入れ物は皆で使うけど、中で小分けにされているんだ。
共用サーバーだと、皆仲良く同じCPUやメモリを使うよ。
でもクラウドサーバーは、小分けのお部屋に、個人用のCPUやメモリを自由に設定するんだよ。
クラウドサーバーは、クラウド上に作られた自分専用の仮想サーバーです。
VPSサーバーにはできない、CPUやメモリを自由に設定することができます。
更に自由度が増したサーバーです。
自由度が高い分、サーバーに関する知識が必要となり、そして、その分お値段もお高めに設定されています。
サーバーは自分で作れる?!
ちなみに、プチ情報として、サーバーは自分で作ることも可能です。
もちろん、知識も技術もお金も、たくさん必要!
自分専用のサーバーなので、回線環境も自分だけで快適に利用できますし、容量なども自由に使いやすく設定することができます。
ですが、費用や知識の問題が。
当然、全て自分でやらなくてはならないので、回線の契約やら、サーバーの知識やら、特にセキュリティには不安が残ります。
初心者がまず手を出す代物では無いと思いますので、「そうなんだ」位で止めておきましょう。
そう言えば、全然サーバーの話しじゃないけど、
昔の友達に、部品を一から揃えて自分でパソコン作っている人いたなぁ。
当時は、自分で作った方が安いって言ってたよなぁ。
「自作パソコン」って検索したら色々出てくるよ。
何か思い出しちゃった。元気かなぁ。
今回のまとめ。サーバーの基礎を知って今後に役立てよう!
ブログ初心者は、レンタルサーバー(共用サーバー)から始めてみよう!
一括りにサーバーといっても、WEBページを作成・表示するために、様々な仕事を分担し色々な種類があることが分かりました。
ブログ運営をしていく中で、実際に直にお世話になるサーバーもいくつかあります。
各役割を知ることで、ちょっとしたトラブルの発見に繋がることもあると、お話しました。
頭の片隅にでも置いておいても損はありません!
そして、ブログやWEBサイトを初めて作ってみよう!と思った時は、まずはレンタルサーバー(共用サーバー)がお勧めです。
お手軽に始められるところが魅力ですね。
小難しい知識が無くても大丈夫!
また、実際契約するときも、多くのレンタルサーバー会社が様々なサービスを打ち出していて、こちらも迷うところではあります。
ご自分の条件にあったサーバー会社が見つかったら、キャンペーンを打ち出している場合もあるので、そちらもチェックしてみると良いでしょう。
私の場合は契約したXserverで、「割引・お友達紹介・ドメイン1つ無料」のキャンペーンを行っていました。
ドメインは年間で料金が発生するケースが多いので、ドメイン1つ無料はとても嬉しかったです。
ご自身の要望に沿ったサーバー会社を吟味して、ブログ生活を始めてみましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。