2022年1月23日(日)、3級FP技能検定(FP3級)を初受験しました。
結果発表は2022年3月4(金)です。
※私事ですが合格していました!
当記事の方向性は、どうやらおかしくなかったようです(笑)。
当記事においで下さった皆さんは、FP3級試験の受験を悩まれているか、勉強・時間捻出をどうしたら良いのか悩まれている方が多いのではないでしょうか?
私は仕事をしながら、短い期間で合格を果たしました。
少し下に私の勉強環境(いつ勉強していたか)を書きました。
こんな感じか〜と総勉強時間に対する参考にしていただけたらと思います。
当ページでは、ファイナンシャルプランナー(以下FP)の学習が初めての社会人が、独学で学習した方法等をお話します。
試験まで約2ヶ月の、勉強方法・使用教材など書いています。
また、実際の勉強の中でここは押さえておきたいかな、と実感した部分も記しました。
試験当日の流れまでを振り返り、体験記的な内容ですので、受験をお考えの方は軽く読んでみてください。
●この記事を読むと分かること
・FP資格の概要
・FP3級の試験内容
・時間のない社会人初学者がやった勉強方法
・使用した教材
・試験当日の様子
私の勉強環境
・月曜日〜土曜日(9:15〜19:30)はだいたい会社勤務
・日曜と平日で隔週2日は会社を休む(月6日休み)
・帰宅時間は21:00位
・帰宅後は30分程勉強時間が取れるが、テレビの音や我が家のアイドル(フェレット&セキセイインコ)に歓迎の宴を開かれるので、ままならず。
・通勤電車で勉強するのがメイン ← ここが命綱!
早速ですが、まずは、これからFP3級の受験を考えている方へ、簡単にFP試験の概要からお話していきます。
FPとはどんな資格?
FPはファイナンシャルプランナーの略語だよ。
まず、簡単にファイナンシャルプランナー(以下FP)とは何なのでしょうか?
FPという資格名だけあって、お金にまつわるスペシャリストの事です。
扱う内容は、お金関係に幅広く、
これらの知識を活用して、人生の金銭的な総合設計をお手伝いしてくれる人たちの事です。
例えば、マイホームを持ちたい、老後このような生活をしたいという希望を叶える為の計画立案やアドバイスをしてくれるのです。
これらの資格があると、保険・金融関係の仕事でも力を発揮することができるでしょう。
転職などでは、最低でもFP2級(AFP)以上が、あるとアピール要素として効果的です。
また、仕事だけでなく、FPの知識は日常生活でも十分に活用できるので、人生損をしないためにも学習しておくのもおすすめです。
私は、資格取得が目的というより、まずは人生損をしない!という目標の下に勉強を始めました。
FP3級はどんな試験?
試験では1〜3級に分かれていて、学科試験と実技試験があるよ。
FP3級はFP試験の中でも、基礎的な内容が理解出来ているかの尺度を測る試験です。
そして、受験生の○%合格!という相対評価ではなく、○点以上が合格!という絶対評価の試験であり、合格率は約70%程で、国家資格の中では易しい試験の部類に入ります。
試験実施機関が2カ所ある
実施機関は下記の2つがあり、日程・学科試験は共通しています。
実技試験のみ2機関で異なる出題となっています。
試験は学科試験と実技試験がある
試験科目はもちろんお金にまつわるものです。
点数は6割ゲットで合格になります。
実技試験は、学科試験よりも少し読込み要素が強く、例題問題・計算問題が出題されます。
学科試験の内容が分かれば、概ね解答することが可能だと思います。
但し、実技試験に限っては、きんざいと日本FP協会で出題内容が異なるので、過去問学習など範囲を間違えないように気をつけましょう。
ちなみに日本FP協会の問題の方が易しいらしく、合格率はきんざいより高いです。
そのため私は日本FP協会での受験を申し込みました。
このように、普段の日常生活では関わる機会が少ないけれど、いざとなったら確実に必要なお金にまつわるあれこれを学習します。
独学でFP3級受験を決意!
受験理由は、ズバリ!今後の人生で損をしないため!
「人生で損をしないため」この一言に尽きます。
あまりにもお金回りの現状や税金に関して疎かったので、基礎から学びたいと思いました。
資産に関してはプライベートな事ですし、税金の事も黙っていては誰も教えてくれません。
私は親を扶養していますし、入院や通院などの医療費やそれにまつわる保険など、今まで知らないことが多すぎました。
振り返ればお金に関して知らなすぎて、損をしていた事も多かったと思います。
試験範囲は人生に必要なお金の知識の内容を網羅しています。
受験しようと考えたのも、ただ本を読んだりして情報収集をしても、飽きたり張り合いがないと思い、思い切って資格を目指す事にしました。
闇雲に本を読み漁るよりも、学ぶ箇所の目安が付けやすく学びやすいと考えたのです。
FP3級合格!という明確な目標を持つ事によって、やる気UPとモチベーション維持にも効果的です。
受験により、客観的に自分の学習深度も測れ、資格取得も出来るので一石二鳥です。
FP3級社会人初心者がやった独学勉強方法&時間
行政書士試験終了後、その足で参考書など購入!
頭を切り替えて、FPの勉強へ突入したよ!
2021年11月14(日)この日は法律系資格の行政書士の試験日でした。
私はこの試験を受験し、試験が終わったらFPを勉強することを決めていました。
試験場からの帰り道、即テキストと問題集を購入しました。
そして、帰宅後すぐに受験申込をしました。
私の勉強スタートから受験までの流れ
早速テキストをパラパラと全体を眺めてみると、相続のセクション辺りは行政書士試験の内容でカバーできそうだったので、後回しにすることにしました。
テキストと問題集は、リンクされているものを使用しました。
まずテキストの1セクション読み終えたら問題集の該当箇所を進める方法を取りました。
この作業をするのに、夜家で30分程、しかも毎日時間が取れるわけでは無かったので、1周するのに年末まで掛かってしまいました。
11月後半から、当ブログを始めたので更に時間が無くなってしまったのです。
その後、家では時間が取れないことを見越して、通勤電車の中スマホで過去問を解くことにしました。
私の中では、通勤時と家での学習時間は1日に平均1時間できたら優秀です。
上記の流れで計算すると、私のトータル勉強時間は正味65〜70時間程度だと思います。
FP3級試験は、テキストを読んで過去問を解けばいける!と聞くので、素直にそれに従いました。
また、ブログ・Twitterで知り合った方にも、そのようなアドバイスも頂き、ブログ内で新たにテキストを知りました。
試験前2週間程前から、教えて頂いたテキストを読み始め、試験1週間前から本格的に実技試験の過去問をメインに解き始めました。
そしてどうにか過去問で7〜8割取れるようになった所で、試験日を迎えました。
実際の学習履歴と押さえ所のポイント
勉強方法としては、学科試験内容が理解できていれば、実技試験でも応用が利くので、学科試験勉強に重点を置きました。
正直な所、実技の勉強はあまりやっていません。
■11/14〜年末まで
「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級」&同問題集の書籍を使用。
1セクションごとに進めました。
問題集で間違った箇所は、都度テキストに戻り読み直し、再度問題を解き直してみました。
時間的余裕がなかったので、1周したのみで終了しました。
取りあえず学科試験メインに考えていましたので、実技試験用のページは飛ばしています。
結果、このテキストと問題集では、実技試験用のページは1回も開けませんでした。
以下に押さえた方が良いと感じた部分を列記します。
- ・ライフプランニングと資金計画
-
確実に点を取る為に、関連法規を押さえる
係数を使った計算・キャッシュフロー表・バランスシートの計算を確実にする
公的医療・年金制度を押さえる - ・リスク管理
-
保険商品・保険料の仕組みを押さえる
契約者保護に関する内容を押さえる
生命保険の保険料の仕組みを押さえる - ・金融資産運用
-
預金保険制度など各種制度を押さえる
債権・株式などの金利や利回り計算を押さえる
各種金融商品の違いを押さえる - ・タックスプランニング
-
各種所得の計算を確実にする
各種所得控除の内容を整理
住宅借入金等特別控除を押さえる - ・不動産
-
建ぺい率と容積率等の制度を押さえ、また計算ができるようにする
不動産の税金に関する内容を押さえる
不動産の譲渡を押さえる - ・相続・事業承継
-
贈与税に関する内容と計算が出来るようにする
相続分が答えられるようにする
相続に関する内容を押さえる
かなりザックリしていますが、出る所はだいたい決まっているので範囲は絞りやすいと思います。
■学科試験用過去問 1月初旬〜
■実技試験用過去問 1/18〜
「FP3級ドットコム 過去問道場」のネットアプリを使用。
分からなくてもとにかく解きまくりました。
間違った箇所は解説をじっくり読んで理解できるよう努めました。
私が使ったスマホの過去問システムは、間違った問題のみ抜き出せるシステムだったので、再度その問題を解き直しました。
実技試験対策は、ここで勉強したのみです。
■1/17〜
「ゼロからスタート FP3級 1冊目の教科書」の書籍を使用。
過去問を解いて、自分が不安や苦手部分の該当ページのみ読込みました。
Kindleで入手できたので通勤電車で読みました。
●行った学習方法まとめ
・テキストと問題集を平行して学習
・スマホで過去問を解く(1番重点を置いて勉強しました)
・薄いテキストで復習
実際に使用した、おすすめテキスト&教材
マッツンはこれを使って勉強したよ。
①②みんなが欲しかった! FPの教科書 テキスト&問題集
①みんなが欲しかった! FPの教科書 テキスト
テキストを探していたとき、結構頻繁に検索結果に上がってきたので、迷わず購入しました。
4色刷りで緩いイラストがあって分かりやすかったです。
チャプター分け、更に細かくセクション分けされています。
「板書」というまとめが所々にあるので、文章を読むだけよりも初学者にはイメージがつきやすいと思います。
チャプター始めには、学習内容がまとめてあり、どう勉強すれば良いのか分かりますし、セクション後には小問題もあるので理解度をすぐに確認できます。
問題集と併用することで、より理解度が増すでしょう。
②みんなが欲しかった! FPの教科書 問題集
上記のテキストと完全リンクしているので、勉強が進めやすいです。
テキストと問題集を行ったり来たりして勉強します。
解説が取り外せるようになっているので、私はとても重宝しました。
解説が書籍にくっついていると、いちいちページをめくるのも面倒ですし、問題と解説をじっくり見比べることができません。
時間の無いところで勝負するのなら、こういった細かい配慮は嬉しかったです。
③ゼロからスタート FP3級 1冊目の教科書
易しく書かれているので、右も左も分からない初学者さんにおすすめします。
薄めの本で、レイアウトや内容もとても読みやすかったです。
また1つの見だしを見開きでほぼ簡潔するので、要点が良くまとまっていると思います。
私は試験直前に読みましたが、最終確認用としても重宝すると思います。
Kindleに加入していれば、この書籍が読めちゃう!!
電車の中で復習にも使えるので、これは是非おすすめです!
④FP3級ドットコム 過去問道場
https://fp3-siken.com/kakomon.php
ここまで出来て、無料なんてすごい!
スマホで過去問学習は出先でもチョチョっと出来るので、とても助かりました。
学科(2460問)と実技(1030問)があり、問題数も豊富で解説も詳しいので、解説を読むだけでもかなり勉強になります。
アプリ形式となっています。
アプリ内で学習進度も分かり、苦手箇所もデータ化されるので過去問学習に最適でした。
特に時間の無い社会人の方などには、苦手部分を重点的に復習するなど目安が付き、効率的に勉強がしやすいと思います。
FP3級試験、受けてみた!当日の流れと様子
マッツン緊張したってよ!
会場まで迷子になるんじゃないかって。……そこ?
2022年1月23日(日)、3級FP技能検定(FP3級)、某試験会場へ。
私の朝からの流れをお話します。
家を出てから、会場まで
試験30分前(9:30)から入室ができるので、以下の事を念頭に時間を逆算していきました。
最寄り駅からは5分程の会場でしたので、結果8:40分頃駅前のコーヒーショップに入店しました。
乗った電車がまんまと遅延していたので、家を早く出て正解でした。
交通機関の不具合を考えて早めに行動しておこう!
9:15分頃お店を出ると、既に受験生がたくさんいたので、迷子は免れました。
受験番号と教室を確認後、入室して自分の席に着席し、筆記用具・電卓などの準備を始めました。
道は迷わなかったけど、試験教室は違うトコ行ってたよね!
会場の雰囲気や座席など
試験を受けるに当たって、何気に大事なのが自分の席環境です。
長机で他人と共有することが多いので、試験場によっては、机のたわみや音、高さ、椅子の前後の幅などはとても気になる所です。
正直、環境は変えられないのでどうしようもありません。
ですが、開場と同時に入室するなどして、早く慣れることが重要です。
今回の試験では、全てにおいて私には快適に受験できました。
ちなみに、その前に受験した行政書士試験では、隣の人が机に体重をかけると若干たわんで動いてしまうので、実はとても気になりました。
ちょっとストレスです。
学科試験スタート
説明を聞いた後は時間通りに試験開始です。
この時、受験票の他身分証明書が必要でしたので、免許証を受験票と並べて置いておきます。
試験中、試験管が確認していきます。
試験問題は60問。○×問題と3択問題のマークシート方式です。
開始10分程は緊張していたのか、問題が頭に入らず「分からん!」となっていましたが、それが却って吹っ切れたのか、その後はサクサク問題を解くことができました。
過去問をやっていれば、合格点に届く位の内容だったと思います。
開始40分位には見直しまで終了していましたので、おとなしく時間経過を待っていました。
11:00、試験管が退出OKの合図をくれるので、私を含め殆どの方が退出していきました。
実技試験までの休憩時間
まずはトイレです。
かなりの人数で受験していましたので、大行列でした。
余裕をもって行動することをおすすめします。
ここからの2時間30分をどう過ごすか。
学科試験が終了後、控え室は無かったのですが、12:00〜12:45(試験管が実技試験の準備時間まで)は、学科試験を受けた席で休憩できたので、私は会場のドア付近で待機していました。
再入室後、自分の席で用意しておいたコンビニおにぎりを食して、ゆっくりと休憩時間を過ごすことができました。
実技試験スタート
この試験は1時間・20問、マークシート方式です。
途中退出はできません。
問題数が少ないので、見直しまで余裕で時間を取ることができました。
内容は、やはり過去問をやっていれば十分対応可能だと思います。
実技試験は計算問題もあるので、とにかく電卓の打ち間違えに注意して、見直しは計算問題を重点的に行いました。
時間は見直しをしても20分は余ってしまったので、ここでもおとなしく時間経過を待っていました。
今回のまとめ。FP3級は社会人初心者でも独学OK!
今回、私はFP3級試験を独学で受験しました。
時間のない社会人でも独学で受験レベルまでいけるかどうかはズバリ、
FP3級試験独学でいけるよ!
但し、私の考えとしては、今後2級・1級と進めていくならば、基礎固めは大切なので、スクールを活用するのも良いのかな?と感じています。
勉強時間も通勤時間など、スキマ時間を駆使して、11/14から数えて、60〜70時間は確保できました。
忙しい合間を縫って勉強するためには、スキマ時間は無駄にできませんね。
例え間違えが多くても、早い時期から過去問をメインに勉強をしていくと、出題傾向や苦手部分の洗い出しができるので、より効率的に勉強出来ると思います。
解説をしっかり読み込んで理解していきましょう。
範囲が広くても、FP3級試験は基礎的な部分しか問われません。
どの試験でも、過去問は大事といわれますが、FP3級試験でも過去問を潰していけば、合格点に届くようになりました。
結果、私自身の経験で、FP3級試験は時間のない社会人の方でも、独学合格は出来る!
時間を作ることが、何より1番難しいかもしれませんね。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。
FP3級を目指される方に、少しでもお役に立てたら幸いです。
頑張ってください!応援します!