Contact Form by WPFormsの通知設定、自動返信メールの設定が、うまくいかなくて、よくわからない……。
Contact Form by WPFormsは、簡単にお問合せフォームが作れるWordPressプラグインとして人気です。
ただ、お問い合わせフォームのレイアウトは簡単にできるのですが、通知の設定(自動返信メール)段階で、躓いてしまう方もいるのではないでしょうか。
例えば、通知の設定(自動返信メール)画面で、
- 項目がたくさんあって、どれが何をさしているか、よくわからない
- コードが記入されていて、どうしたらいいかわからない
- 変なアラート(注意書き)が出ている
- 返信メールが届かない
- 通知設定がうまくいかない
この部分を解消するために、今回はContact Form by WPFormsの通知の設定(自動返信メール)に特化した解説ページを立ち上げることにしました。
Contact Form by WPFormsの通知の設定(自動返信メール)が、なかなか進まない方へ、少しでも解消のお手伝いができたら嬉しいです。
今回は以下を準備済みの状態として、解説を進めていきます。
① WordPressプラグインの、Contact Form by WPForms(無料版)がインストール済み
② フォームのフィールド(お問い合わせフォーム)のレイアウト済み
この他にもContact Form by WPFormsについての記事を公開中!
よかったら一緒に参考にしてね!
まずはContact Form by WPFormsの通知の設定(自動返信メール)のデフォルト状態で送信確認してみた
Contact Form by WPFormsの通知(自動返信メール)の設定場所は、任意の対象フォームの左側メニューから、「設定」→「通知」をクリックします。
実は、何も設定しなくても、デフォルトのままでも使える
上記図がデフォルト設定のままですが、実はこのままでも送信できます。
試しにデフォルトの設定状態のままで、フォーム送信をし、受け取ったメールの状態を掲載します。
設定しているメーラーの関係で、黒い画面になっていますが、ご了承ください。
このようにデフォルトの状態でも、WordPressに設定してあるメールで、Contact Form by WPFormsの通知(自動返信メール)を受信することができます。
ここでポイントなのは、メールは自分のところ(ブログ運営者)の設定メールアドレスに、返信されるってことなんだ。
このままだと、自分だけメールを受け取って、問い合わせた側(相手方)にはメール返信されないんだよ。
このままでもOKっていえばOKですが、問い合わせた側(相手方)には何もメール通知されない状態です。
もし自分が相手側の立場だったら、ちゃんと送信できているか少々不安になりませんか?
無料版のContact Form by WPFormsでは、1つのお問い合わせフォームにつき、通知メールの設定は1つしか作れません。
これを念頭に今回は、問い合わせた側(相手方)と自分(運営者側)両方に、通知(自動返信メール)が届くように設定していきます。
同じメールを、自分にも相手にも送信するように、一緒に設定しちゃうよ。
ちなみに有料版では通知メールが2種類設定できたり、やれることが増えるので、参考までに関連記事をご案内させてください。
まずは通知(自動返信)設定の、各設定内容の意味を知ろう
どの設定が何を意味しているか分かれば、実際の設定がイメージしやすくなり楽なので、各設定内容の意味を解説していきます。
解説不要!
設定方法だけくれ!という場合は、このセクションは飛ばして、次に進んでね!
下記図は、左側にContact Form by WPFormsの「通知」設定画面、右側に受け取ったメール画面を並べています。
丸付き数字は、左右の内容に対応させています。
① 送信先メールアドレスって何?
通知(自動返信メール)を送る、相手方のメールアドレスだよ。
誰が受信するかってことだね。
「送信先」なので、通知(自動返信メール)を送信する相手側(受信する)のメールアドレスのことです。
{admin_email}
デフォルトでは {admin_email} が自動入力されています。
{admin_email} は、WordPressに設定されている管理者メールを指しています。
デフォルト状態で試しにフォーム送信をしたときに、上記図のように、自分のWordPressに設定しているメールアドレス宛に、通知(自動返信メール)が届いたんですね。
問い合わせた側(相手方)に通知(自動返信メール)を送りたいときは、この「① 送信先メールアドレス」に追加設定する必要があります。
また、自分(管理者)への送信先を、WordPressに設定されている管理者メール以外にも設定できます。
ex)WordPressの設定メールだと気が付かないから、Gmailで受信したい、など。
② メール件名って何?
これはわかりやすいね。
そのままメールの件名に表示される内容です。
デフォルトで自動入力されている内容だと、少し味気ないし、余計な文言が入っている場合があるので、
- 〇〇のお問い合わせ
- お問い合わせありがとうございます
- 〇〇ブログお問い合わせ
など、メール件名は修正した方が親切です。
③ フォーム名って何?
発信者が誰かわかるように、設定しておきたいよね。
ここには自動でフォームの名称が入力されていますが、自分のブログ名に修正しておいた方が、誰からメールが来たのか、分かりやすいです。
④ 送信元メールアドレスって何?
送信元だから、自分のメールアドレスのことを指すよ。
① 送信先メールアドレスと同じコードが自動入力されています。
{admin_email}
これは先に解説したように、WordPressに設定されている管理者メールのことになります。
設定画面でエラー表示が出ていなければ、、送信元メールアドレスは、このままでOKです。
⑤ Reply-Toって何?
ここは空欄にしてもOK!
Reply-Toは、送信されたメールに返信する場合に指定されるメールアドレスです。
要は管理者(運営者)が、簡単に返信できるようにするために使う機能という認識でOKです。
Reply-To
そのため管理者(運営者)のみに通知(自動返信)する場合は、回答を返信する際に便利なので、使用するのがおすすめです。。
ですが、問い合わせた側(相手方)にとっては、自分へ返信することは意味がないですよね。
そのため紛らわしいので、通知(自動返信)を自分と相手側、両方に送りたい場合は、空欄にしておいた方が、逆に親切です。
⑥ メールメッセージって何?
メールに表示される本文の部分だね。
ここもデフォルトで {all_fields} というコードが入っています。
{all_fields}
{all_fields}、これはContact Form by WPFormsで作った、お問い合わせフォームの内容全てを表示するという意味です。
例えば作成したお問い合わせフォームが、以下の内容であれば、
- 名前
- メールアドレス
- お問い合わせ内容
問い合わせた側(相手方)が入力した上記の内容を、全て自動で吐き出して表示する、ということです。
問い合わせた側(相手方)にも通知(自動返信)を送るならば、これだけだと少々不親切なので、
お問い合わせありがとうございます。1週間以内に返信致します。
などの文言を、{all_fields}の他に追加して入れておく方が、印象がいいのではないでしょうか。
基本的なContact Form by WPFormsの通知(自動返信)設定についてまとめ
これで基本的な設定の説明は終わりだよ。
少しモヤモヤが解消されたかな?
これでContact Form by WPFormsの基本的な通知(自動返信)設定の解説は以上です。
1つ1つの意味がなんとなくでも分かれば、ご自分で実際に設定する際も、何をしたらいいのか不安が少し解消されるのではないでしょうか。
次からは、実際の各種設定を行っていきます。
Contact Form by WPFormsの通知(自動返信)メール設定をしよう
Contact Form by WPFormsで名前の姓名の順番が逆で、修正できずに困っていない?
ちゃんと表記修正ができたから、シェアしてみたよ。
ここからは実践!
実際にContact Form by WPFormsのお問い合わせフォーム、通知(自動返信)メール設定をしていこう!
まずは設定したいContact Form by WPFormsの任意のフォームにアクセスします。
左側メニューの「通知」をクリックします。
今回は通知(自動返信)メールを、
・自分(管理者)
・問い合わせた側(相手方)
両名に届くように設定していきます。
デフォルトで {admin_email}(管理者メールアドレス)が入力されています。
問い合わせた側(相手方)のメールアドレスを追加したいので、メールアドレスのフィールドIDを追加します。
右上の「スマートタグ表示」をクリックして、「メールアドレス」を選択すれば、自動で相手方のメールアドレスを取得できるコードが入力されます。
{admin_email} と追加するメールアドレスのフィールドIDの間は「,(カンマ)」を入力します。
{admin_email}, {field_id="0"}
スマートタグを使わない場合は、以下のように自分でコードを入力する必要があります。
{field_id=”0″} の「0」の部分には、自分のフォームのフィールドIDを入れます。
フォームのフィールドIDの調べ方は、下記図のようにレイアウト画面から確認します。
メールアドレスを選択し、左側メニューの(ID #0)の数字部分が、問い合わせた側(相手方)のメールアドレスのフィールドIDです。
この通知(自動返信)メール設定には、自分の任意のアドレスも設定できます。
メール設定で何かとトラブルになりちな、Gmailもここでは登録OKです。
「,(カンマ)」で繋げて、任意のメールアドレスを入力しましょう。
{admin_email}, {field_id="0"}, info@xxx.com
ここには任意の文言を入力します。
〇〇ブログお問い合わせ、などでもよいでしょう。
ここには任意の文言を入力します。
送信者名(ブログ名)を入力しておくと、わかりやすいです。
ここはなにもしなくてOKです。
{admin_email}は元々管理者側のメールアドレスを指しているので、変更する必要はありません。
{admin_email}
この部分で、アラートが表示されている場合があります。
後ほど解説致します。
今回は自分(管理者)と問い合わせた側(相手方)共通と考えているので、紛らわしいReply-Toは、削除(空欄)でOKです。
ここの文言は任意です。
試しにこんな感じで、入力してみました。
途中にある{all_fields}は、残しておいた方が、お問い合わせ情報が確認できるので、消さないでおきましょう。
必ず右上の保存をクリックして、終了してください。
その後お問い合わせフォームがちゃんと稼働しているか最後にテストし、気になる所があれば、修正して終了です!
お疲れ様でした!
Contact Form by WPFormsでお問い合わせフォームを作るときに、もう1つスッゴク困ったことがあったんだ。
それを解決したのはこれ!
スマートタグの使い方
Contact Form by WPFormsの通知(自動返信メール)では、必要な部分は自動で入力されています。
そのため自分で新たに追加したいと思った内容は、このスマートタグを使えば便利です。
このスマートタグを使うことで、自分でフィールドIDをいちいち調べなくて済むからですね。
「スマートタグを表示」をクリックすると、登録できる項目が表示されるので、選択すれば自動入力されます。
特に「メールメッセージ」では選べるスマートタグの項目が多いので、カスタマイズしがいがありますね。
送信元メールアドレスでアラートが出ていて進めない!
通常ですと出ていない下記のようなアラートが表示されている場合があります。
デフォルトで{admin_email}が入力されていますが、これはWordPressの管理者メールアドレスを意味しています。
WordPressの管理者メールアドレスは、WordPressに登録してあるメールアドレスのことだよ。
WordPressの左側メニューの「設定」から確認できます。
このアラートがでるのは、そのWordPressの管理者メールアドレスがサイトドメインと異なることが原因です。
@マーク以下の文字を見てみて!
例えば、当サイトのドメインは、
zero-blo.com
対して、WordPressに設定されているメールアドレスはGmailなので、
gmail.com
@以下の文字が違いますよね。
これがアラートに記載されていた内容になります。
現在の差出人メール アドレスは、サイトのドメイン名 (xxxxx.com) と一致しません。 これにより、通知メールがブロックされたり、スパムとしてマークされたりする可能性があります。
つまりこの状態だと、以下の可能性がありますよ、だから正式なメールアドレスにしてね、ということなんですね。
- メール送信が失敗する可能性がある
- スパム判定される可能性がある
具体的には、現在設定されている送信元メールアドレスがサイトドメインを含んでいないため、サーバー側のセキュリティ設定やメールフィルタが送信メールをブロックする可能性があります。
たとえば、送信元メールアドレスが「Gmail」や他の無料のメールプロバイダーを使用している場合にこの警告が出ることが多いということです。
対処法はどうしたらいいのか
アラートにも書いてありますが、対処法としては、以下です。
- サイトドメインと同じメールアドレスを用意する
- WordPressプラグイン「WP Mail SMTP」を使用する
これを解消するのに1番おすすめなのが、サイトドメインと同じメールアドレスを作成して、WordPressの管理者メールアドレスを修正してしまうことです。
WP Mail SMTP設定も面倒なので、せっかくレンタルサーバーを契約しているのですから、サイトドメインと同じ、オリジナルメールアドレスを使用していた方がよいです。
場合によっては、取引先などとやり取りすることがあるかもしれません。
そんなときGmailアドレスやフリーアドレスよりも、独自メールアドレスの方が、信用度が違います。
今後のためにも、独自ドメインでのメールアドレス取得をおすすめします。
有効なメールアドレスが用意できたら、{admin_email}を削除して、メールアドレスを入力すればOKです。
今回のまとめ。Contact Form by WPFormsの自動返信設定は、意味が分かれば難しくない!
Contact Form by WPFormsでお問い合わせフォームを作れば、簡単に自動返信メールまで設定できます。
ただ変にエラーが出ていたり、見慣れないコードがあったり、言葉が紛らわしくて、少々取っ付きにくく感じる方もいらっしゃるでしょう。
今回はそんな不安や疑問を解消できるように、Contact Form by WPFormsの自動返信メールに特化した内容をシェアしてみました。
それぞれの意味がわかれば、サクサクと設定が進むので、不安や疑問の解消のお手伝いができていれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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